現代につながる結婚相談所

時代が安定し昭和中期以降になると、結婚相手に対する条件を高くする女性、男性が多くなり、いよいよ結婚相談所を頼りにする人が多くなりました。結婚したいけれど出会いがないという人も、良縁を探したいという親御さんが息子さんのために結婚相談所に相談に来るという事も少なくありません。当時、結婚相談所は結婚に向けて最後の砦というべき存在でした。

それから昭和40年代以降になると結婚相談所ではなく、結婚情報サービスというシステムが開始されました。このシステムは結婚相手に求める結婚の条件を徹底的に確認し、心理テストなどの結果なども全てコンピューターに登録する事で、データからお相手校ほど導き出すというシステムです。この結婚情報サービスは現代も多くの方が利用されているシステムと機械の進化などはありましたが、ほとんど変わっていません。

平成に入ってから婚活ブームが起き、それまであまり利用がなかった世代、20代が婚活を真剣に行うようになり、さらに結婚情報サービスのほか、出会い系サイトやお友達、グループになりたい方のサイトなど、様々なサービスに結びついています。

結婚相談所は古くから長い歴史があり、その中で様々に変化しながら現代まで残ってきたサービスなのです。

参考資料《http://www.total-marriage.com/
…真剣な婚活をサポートしている結婚相談所「フィオーレ」

戦争と共に成長してきた結婚相談所

江戸時代にはすでにお見合いをセッティングするサービスが生まれていたのですが、そこに雇用斡旋と結婚媒介を行う人が登場します。当時は混とんとした時代ですが、武士から町人まで広い対象で商売していたようで、結婚媒介の方がより儲けたことで次第に雇用斡旋をしなくなり、結婚媒介だけを行うようになり、こうした結婚媒介を行う施設が「肝煎所」と呼ばれ結婚したい男女に親しまれていたのです。

この肝煎所が結婚相談所という施設の最初といってもいいでしょう。結婚媒介と雇用斡旋を行っていた人は慶安という方で、そののち、明治13年になるといよいよ結婚相談所も本格化し、山口吉兵衛という方が大阪で結婚相談所を開いたのです。

この結婚相談所を開いた明治13年頃は幕末戦争があいつぎ、やはり男性の数が激減していました。仕事を求めて若者は都市部に移住し、男性が少なくまた良縁を求めるもののも多かったため、結婚相談所が大繁盛した時代です。地方から少なくなった若者の良縁を結婚相談所が受け持ってくれるのですから、これは親御さんにとっても安心な事だったでしょう。

この先、昭和になってからより一層多くの結婚相談所が開設され、ここからさらに第二次世界大戦が起こったことでまた男性の数が激減し、結婚相談所に良縁を求めてくる女性が多くなったのです。

仲人から始まった歴史

結婚相談所というと最近各地域に出来た施設でしょ?と思っている方も少なくないのですが、実はかなり古くから存在しています。その起源は鎌倉時代にあるといわれています。その当時はまだ現代のように施設を設けてそこに結婚したい男女が集まるというシステムではなく、仲人さんが職業として誕生したといういことが結婚相談所の起源とされています。

日本は古くから結婚を認めてもらうためには仲人を立てることが必要で、これが鎌倉時代初期になって職業として誕生したことがのちの結婚相談所につながっています。この時代、戦に行って夫が戦死し、夫を失った女性のためにお相手を紹介する人がいたという事で、初婚以外、再婚相手を探すという事も当初から行われてきたことなのです。

仲人が男女を引き合わせるというものから、江戸時代中期あたりになるとお見合いという形が生まれました。お見合いでは男性と女性それぞれの世話をする人が男女を引き合わせる場を設けてそこでお見合いをセッティングしていたというのです。お見合いの場は芝居小屋やお茶屋さんなどです。今もホテルやカフェなどでお見合いをすることがありますが、当初から行われてきたことだったのです。

この様に鎌倉時代から始まった仲人、お見合いの文化がやがて結婚相談所に成長していったのです。

結婚相談所の今昔

結婚相談所、結婚情報サイトなど現代は多数の婚活関連施設・サイトがあります。結婚相談所というと、出会いのない方、また婚期を逃してしまった方が利用するところというイメージがありますが、現代結婚相談所を利用する理由は変わってきています。本当に周りの人から祝福される結婚がしたい、本当に自分の条件に当てはまる人と一緒になりたい、こうした積極的なイメージの婚活をするために結婚相談所などを利用するようになっています。

昔は婚活という言葉もなかったし、結婚情報サイトなども存在しませんでした。しかし結婚相談所はかなり昔から存在していました。現代のように大手結婚相談所がチェーン展開しているというようなことはありませんでしたが、地域に古くから結婚相談所があり、親御さんが結婚しない息子さん、娘さんを心配されて相談に来たり、結婚したい男女がいいめぐり会いを求めて施設を訪れていました。

インターネット、パソコンなどない時代でも、理想の異性、また結婚の条件などをカウンセラーが聞いて、条件の合うお相手を探してくれるのが結婚相談所でしたし、実際、結婚相談所を利用して結婚され、幸せな生活を送っているという方も少なくないでしょう。当時は条件にあった人とお見合いをセッティングするという方法が一般的でした。

日本にかなり古くから存在してきた結婚相談所について、どのような歴史があるのか当サイトで探ってみました。これから結婚を希望される方、結婚相談所を利用される方のちょっとした知識としていただけたら幸いです。